風呂に水を溜めるはNG、震度6以上の自宅避難対策 ひと昔前は良しとされていた常識も今や過去の話
ではほかに、風呂の水をどんな用途で使うのか。
洗濯? 食器洗い? いやいや、そもそもお風呂に溜めた水って、そんなに清潔なのだろうか?
「例え、きれいに洗ってあった浴槽だとしても、やはり清潔ではないですよね。食器を洗う水としてはもちろん、洗濯にもおすすめできません」。
清潔な水を備蓄するには?
そこで辻さんならこうする。
「バスタブに直接、水を入れるのではなく、45Lのゴミ袋を2枚重ねたものに水を入れてバラバラに保管しておく。1つ35L程度の水袋を3つくらい作っておけば、100L程度の清潔な水が備蓄できることになります。袋ごとに、飲用、洗濯用、食器洗い用などと分類しやすいので便利です」。
ひと昔前は良しとされていた常識も、今や完全に過去の話。防災のテクニックもアップデートが必要なのだ。
8月8日午後4時43分頃、日向灘を震源とする地震が発生し、宮崎県日南市では最大震度6弱を観測。気象庁はこれに連動し、別の巨大地震が起きる可能性が普段より高まっているとして、「巨大地震注意」の南海トラフ地震臨時情報を発表した。
自治体情報に注意しながら落ち着いて行動するのはもちろん、改めて自宅の防災対策を見直し、いつ来るかわからない震災にできるだけ備えておこう!
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