民間療法のウソとホント 蒲谷茂著
多種多様な「健康食品」が流通している。怪しげな健康食品をはびこらせないために監視の目も厳しくなっているが、はたして効能はどうか。
たとえば、国立健康・栄養研究所のデータベースによると、黒酢は食事の調味料として利用したほうがよさそう。グルコサミンは硫酸グルコサミンの場合、その摂取が骨関節炎にはおそらく有効とする一方で、糖尿病、高脂血症、高血圧のリスクのある人は注意しながら利用する必要があると指摘する。またコラーゲンは人での有効性について信頼できるデータは見当たらず、同時にアレルギーを起こす可能性があり、妊娠・授乳中は避けるべきともしている。
医学的データに基づき食品や療法の効き目を検証する。
文春新書 767円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事