フワちゃんや旧ジャニも「不適切投稿」多発の必然 一般人もひとごとではない「SNS利用」の落とし穴

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たとえば、フワちゃんがやす子さんと直接会っており、冗談として同様の発言を行ったのであれば、さほど問題にはならなかっただろう。

LINE等のメッセンジャーで直接やり取りを行っていた場合、相手を傷つける結果にはなったかもしれないが、あくまでも“当事者間の問題”として解決できたはずである。

SNSへの投稿が問題となるのは、下記の状況があるからだ。

1.(たとえ個人的なやり取りであっても)世の中に広く発信されている
2.投稿時の空気感や状況を、読者側は共有していない

不適切投稿は、酒に酔ったときにされることが多い。顔見知り同士の飲み会の席で失言があっても、大半は「こいつは酔うとこうだから」で済まされる。

しかし、SNSの投稿ではそうはいかない。過去に筆者の仕事仲間で、プライベートで嫌なことがあり、やけ酒を飲み、酔った勢いで、仕事関連SNSグループで暴言を投稿して、仕事から外され、SNSアカウントの削除に追い込まれた人がいる。

本人に非があったとはいえ、まさに“泣きっ面に蜂”の状況に陥ってしまったのだ。

酔ったときに限らず、テンションが上がっていたり、怒っていたりしたときの投稿は、感情が直接出てきてしまう。しかし、投稿者と場を共有しておらず、面識もない第三者からすると、投稿に共感しづらいし、ときに反発を覚えることさえある。

フワちゃんが“暴言”を投稿したときの状況や本人の心理状態は明らかにされていないのでわからないが、突然メッセージを受け取ったやす子さんや、第三者のSNSユーザーからすると、“暴言”としか受け取れないだろう。

特に有名人やインフルエンサーになると、影響力も大きい。生田斗真さんや中間淳太さんの炎上も、プライベートの延長、あるいは限定されたファンとのやり取りのつもりで投稿したものが、予想を超えて拡散し、炎上してしまったものとみられる。

誰にでも起きうる不適切投稿による“炎上”

不適切な投稿を行ってしまった際には、炎上が広がる前に、当該の投稿を削除して、謝罪をするのが一般的だ。今回のフワちゃんのケースでもこのプロセスは取られている。

しかしながら、「どうしてこういう投稿をしたのか?」という経緯の説明がないために、憶測や疑心暗鬼を生んでおり、なかなか鎮火しない状況になってしまっている。

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