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威厳のないリーダーが知らない影響力の高め方 大事なのは「何を言うか」よりも「誰が言うか」

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  • 平田 貴子 ロート製薬経営企画部新規事業開発部長
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私の友人は20代半ばでネット系投資会社のマーケティングディレクターに抜擢されたのですが、なぜこのような人事がされたのかというと、証券会社で特化した領域のスキルを身につけた後、グーグルでマーケティングを担当していた経歴があり、いわゆる金融とITとマーケティングという合わせ技でユニークなキャリアを持っていたからと言えるでしょう。

この方のようなスターキャリアでなくとも、自分の職場の誰もしていない分野に取り組んでいると、影響力が高まりやすくなります。日本の企業や学校ではスペシャリストよりもジェネラリストを育てようとする傾向があるので、エクスパティが持ちづらいとは思いますが、自分の興味のある分野で探していくと良いでしょう。

ノンバーバルを伝える一番の近道

ノンバーバルに関しても、自信に満ちた積極的な雰囲気を醸し出せるよう、普段からアイコンタクトや話し方、ボディランゲージなどを意識しておこないましょう。

私の場合、とある役員会に出たときは、女性は私一人で、最も年下でした。そこで、会議室に入るとき、「おはようございます」と大きな声で挨拶するようにしていました。そうしていつも元気でハキハキしている印象を与えるようにしていたのです。

また、これは意図的ではありませんが、私はいつも会議に追われていたので、オフィスにいるときはよく小走りしていました。すると、「いつも一生懸命仕事している」「平田さんって元気で、いつもアクティブに忙しくお仕事している」とエネルギッシュな人だと思われるようになりました。

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オフィスに一歩足を踏み入れたら、常に誰かがあなたを見ていて、評価していると考えたほうがいいでしょう。会議に限らず、自分がデスクにいるときも、人は結構見ているものです。

「みんなに見られると思うと、気になって集中できない」という人もいるかもしれませんが、私は「オフィスは仕事以外のことで自分を評価してもらえる空間」と捉えています。

オフィスで集中して仕事をしていると、それだけでも仕事に対する姿勢が伝わるもの。オフィスできちんとした行動をするのは、ある意味、ノンバーバルを伝える一番の近道だと思います。

以上のようなことの積み重ねが、いざ説得するときに生きてくるのです。逆に言うと、そういう努力をせずに、プレゼンの場だけでなんとかしようとするのは虫のいい話です。

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