威厳のないリーダーが知らない影響力の高め方 大事なのは「何を言うか」よりも「誰が言うか」

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影響力を高める要素➀「ポジション」

まず押さえておきたいのは、「影響力」をつくる要素です。

代表的な要素は、「ポジション」「パッション」「エクスパティ」「ノンバーバル」の4つです。

最もわかりやすいのは、「ポジション」でしょう。

多くの場合、ポジションとは、特定の文脈・組織内での役割や地位のことを指します。より高い地位、役割を持つ個人はより大きな権限、責任を持っているので、自然に大きな影響力を持つようになります。

ポジションは社内の役職だけではありません。世界的な企業で働いている社員、一流とされる大学の教授、難関試験を合格した弁護士や公認会計士、有名大学や高校の卒業生など、世の中にはさまざまな権威があります。そうした権威を持っているだけで影響力が得られて、説得力が上がることは少なくありません。

また、売り手とお客様のように、相対的な関係性によってポジションが決まることもあります。通常時は、売り手がモノを売らせていただいているので、お客様のほうがポジションが高くなりますが、砂漠のど真ん中で水を売っていて、お客様がのどから手が出るほど水が欲しいという場合は、売り手のほうがポジションが高くなります。

人の熱意は伝染する

影響力を高める要素➁「パッション」

次に「パッション」は、その人の情熱のことです。

パッションには、特定の個人の努力や大義、アイデアに注ぐ情熱やエネルギーが多分に含まれています。

パッションを持った人が高い熱量でもって説得すると、それは伝染します。他の人たちにも興味や信念を共有できるので、説得されてしまうのです。

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