デザインの教科書 柏木博著

デザインの教科書 柏木博著

デザインとは何か。近代以前の社会ではデザインは職業や階級制度の記号でもあった。どのような衣服を身につけ、どんな日用品を使い、どういった住まいで生活するのかは自由に決められなかった。19世紀に入り、社会システムの変化に伴ってデザインも旧制度から解放される。市場経済のシステムに委ねられた現代のデザインは新しい生活様式を提案し、消費への欲望を喚起するものになった。

著者はこうした歴史をひもときながら「誰もが等しく望む自由で心地良い環境を生み出すことの実践としてある」のがデザインだと言う。 社会的にもデザインに対する意識が高まる中で、制作側ではなく使い手の生活を通してデザインを論じる。

講談社現代新書 756円

  

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