ソーシャルメディアマーケティング最前線《上》--進むソーシャルメディアマーケティング
さて、一口にソーシャルメディアといっても、そのサービスはさまざまです。
そこでコミュニケーションの質を軸に、ソーシャルメディアを分類してみました。縦軸はテキスト主体の情報発信であるか、もしくは動画をはじめとしたリッチコンテンツ主体の情報発信であるかを表しています。横軸は、ユーザーとの双方向のコミュニケーションが主体であるか、一方的な情報発信が主体であるかを示しています。
このように、ソーシャルメディアによって得意とするコミュニケーションの質が異なります。そのため企業がソーシャルメディアを活用する際にも、チャネルごとのコミュニケーション特性を踏まえて、どのマーケティングステップにどのソーシャルメディアを組み込んでいくのが最適かをプランニングしていく必要があります。
ソーシャルメディアにおけるマーケティングステップは基本的に、「ブランド認知」→「ブランド理解」→「購買誘引」→「関係性構築」の順に進んでいきますが、高額商品や購入までの検討期間の長いものに関しては、「関係性構築」を経て、「購買誘引」にいたるものもあります。
ここで、主要ソーシャルメディアであるツイッター、ユーチューブ(YouTube)、フェイスブックの3つについて、それぞれ企業活用パターンをみていきたいと思います。
企業のツイッター活用パターン
ツイッターの特長は、リアルタイムに不特定多数へ向けた情報発信が行えることにあります。また、ユーザーからユーザーへと、情報が即時に拡散することに加えて、ユーザーとの双方向のコミュニケーションも図れることも大きなポイントです。