ひろゆき「仕事にやりがいを求めるのは日本だけ」 ナミビアで出会った家族への意外な行動とは?

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

翌日はチャロの自宅を見せてもらうことになった。やってきたのは、トタンの壁と屋根、電気はお金を払って誰かの家から引いていて、水道もない家々が軒を連ねるエリアだ。

「あの地域は、ここに住んでくださいって国が住宅地を無償で割り当ててるんですよね。余った土地を人に割り当てて住まわせないと、誰かが地権者を名乗って勝手に金を取ったり、治安が悪くなったりするから。それで自分たちで治安を良くしてくださいっていう意味で土地を割り当ててると思うんです」と特殊な住宅事情を説明するひろゆき。

娘のオランダ留学のために…

チャロに家を案内してもらうと、冷蔵庫に昨日のレストランでの食事の残りやジュースが慎ましく入っていた。「どうせ番組が払うんだから、もっと注文して持って帰れ」といくらひろゆきが言っても、遠慮深いチャロ一家はせいぜい1人1品くらいしか追加しなかったという。

それでも、普段は電源を入れない冷蔵庫にしっかり電源を入れて、持ち帰った食べ物やジュースを大切に庫内に収めているところを見せてくれた。

家は広いとは言えないが、小さくも清潔な部屋たち。カメラの回っていないところでひろゆきは、チャロとどんな会話を交わしたのだろうか。

「チャロさんが長女のオランダ留学のためのお金を貯めているという話です。娘さんは、公衆衛生の専門家を目指して、オランダの大学に留学を予定しているらしくて。ナミビアでは国内に入ってくる商品やその品質をちゃんと管理するような公衆衛生の仕事が今後必要になる。だから、この分野の勉強をしたいということを20歳の女の子が考えているんです。日本と全然違いますよね」

その考え方のもとは、チャロ家のバックボーンにあった。

チャロの父はもともとナミビアの隣国である、南アフリカ共和国出身。南アフリカは当時アパルトヘイト政策下で、政情も不安定。白人に比べてアフリカ人は識字率も極端に低く、子どもの頃から労働するのが当たり前の国だった。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事