悲しき「口裂け女の都市伝説」が海を渡るまで 2022年7月には台湾メディアで「目撃情報」も

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(写真:tsuchimasp/PIXTA)
1970年代末の日本を混乱に陥れた都市伝説界のスターである妖怪・口裂け女。彼女が日本中を徘徊したのはなぜか。そして、どこへ行ってしまったのか。過去の報道を振り返りつつ分析する。
※本稿は『私のバカせまい史 公式資料集』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

初の目撃談は1978年の岐阜県から伝えられた

人気のない道を歩いていると、闇夜にマスクをした若い女の姿が浮かび上がる。女は「私、綺麗?」と話しかけてきた。

突然のことにとまどいながら「き、綺麗だと思います」と返すと、女は「これでも綺麗?」と、やおらマスクを外した。

するとその顔は、口が耳元まで裂けた恐ろしいものだった。驚いて走って逃げ出すと、女は猛スピードで追いかけてくる……。

これが1970年代末の日本を大混乱させた口裂け女(図1)である。

(出所:『私のバカせまい史 公式資料集』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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