夏の勉強「理科と社会から始める」と成績伸びる訳 英語や数学の主要科目からではない理由とは

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いかがでしょうか?この漫画でも描かれているとおり、ほかの科目に比べると、理科と社会は「勉強するほど成績が上がっていく感覚」が得やすい科目です。

英語や数学は、点数として結果に出るまでとても時間がかかります。それに対し、理科や社会は「ただ覚えれば点数になる」という問題も多いです。

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40日間という長い時間の中で、「頑張っても、なかなか結果が出ない」というのは苦しいものです。特に最初のうちは、頑張っても結果が出ないと、すごく苦しくなって勉強自体を投げ出してしまうことにもなりかねません。そうすると、せっかくの夏休みを無駄に過ごしてしまうことになります。

だからこそ「勉強すれば勉強するほど、結果につながっている感覚がある科目」を、最初は重点的に頑張ったほうがよいのです。

理科・社会で点数伸ばして自信をつける

これは、夏休みに限った話ではなく、ここから勉強を頑張ろうと思っている人にも言える話です。

僕自身も、偏差値35から東大に行こうと思ったときに頑張ったのは、学校の生物のテストと日本史のテストでした。ここでいい点をとって、自信をつけて、英語や数学といった科目にアプローチした記憶があります。

何事も、最初が肝心です。最初の1週間で、「すごく頑張れている!このままの勢いで頑張ろう!」と思えるのか、「これをあと1カ月も続けるの?すごくつらいなぁ」と感じてしまうのかは、全然違いますよね。頑張り続けられるように、最初は「努力が報われやすい科目・内容」から努力してみるのがおすすめです。ぜひ、参考にしてみてください。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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