
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第188回は、体内時計と勉強の関係についてお話しします。
時計を見ずに時間を当てられる?
みなさんは、時計を見ずに今が何時くらいなのかを当てることができますか?
これはいわゆる「体内時計」と呼ばれる能力です。プロのアナウンサーの人は3分をしっかりと当てることができるというのは有名な話ですが、これは体内時計が優れているから発揮できる能力だと言えますね。
今回みなさんにご紹介したいのは、東大に合格している人はみんな「体内時計が優れている」という話です。
時計を見ないでもどれくらいの時間が経ったのかがわかる人が多く、日常会話でも「大体、今の説明で10分くらいだったかな」「多分今、ちょうどお昼くらいだよね?」みたいなトークが行われることが多いです。
体内時計と勉強。一見するとなんの関係もないように感じられるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
体内時計が優れている人は、勉強していても「この問題に今、10分くらいかけているな」「おそらく今、数学の勉強を始めて1時間くらいかな」というようなことがわかります。
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