日本にじわじわ侵食「中国系チェーン店」驚く実態 一見するとわからない、カフェやバーが増える

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Helen’s bar ガチ中華
渋谷にあるHelen’s barの店内。東南アジアや中国の少数民族風のインテリアが並ぶ(写真:筆者撮影)

6月中旬、とあるダイニングバーが渋谷にオープンした。薄暗い店内に大音量の音楽が響くこの店は、普通に飲み食いしているとなかなか気づかないが、実は中国で約500店舗を展開する「Helen’s bar(海倫司小酒館)」の日本1号店だ。在日中国人だけでなく若い日本人もターゲットにし、日本で50店舗の出店を目指している。

東南アジアや中国少数民族風のインテリア

JR渋谷駅から歩くこと10分。円山町のホテル街近くに建つビルの2階にさん然と輝くネオンの看板を見つけた。

Helen’s bar ガチ中華 浦上早苗
ネオンにきらめくHelen’s barの看板(写真:筆者撮影)

お店の名前は「Helen’s bar」。東南アジアや中国の少数民族の文化をイメージしたインテリアが特徴的な店内には133席が用意され、外から見た印象よりもかなり広い。

【写真で見る】東南アジアや中国の少数民族を彷彿とさせるような雰囲気の店内

テーブルに貼られたQRコードをスマートフォンで読み込むと表示されるメニューには、サーバーに入った3リットルの「アサヒビール」(4950円)、バドワイザーの瓶ビール(680円)から山崎(ボトル3万1680円)、ドンペリニヨン(同6万6000円)といった高級酒までそろっている(※それぞれ税込み)。フライドポテト、から揚げ、ピザなど定番のおつまみもある。

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