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なりすましの投資詐欺、目の当たりにした手口 オープンチャットには200人近い参加者がいた

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  • 宮川 舞 銀座数寄屋通り法律事務所 弁護士
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著名人のなりすましアカウントおよびそのアシスタントと名乗るアカウントがオープンチャット参加者に対して投資を持ちかける話をしてきたのは、私がオープンチャットに参加した日から、約1カ月後のことでした。具体的な投資方法はオープンチャット上では公開されず、個別に著名人のなりすましアカウントに投資希望メッセージを送ると具体的な投資方法が指示される形式でした。

また、「早くに投資できてよかったです」「●●●●万円を投じています。この投資を通じて利益を得ることを期待しています」等、多くのオープンチャット参加者が投資しているように見えるやり取りが続きました(この中には多数のサクラがいると思われます)。こういった投資方法に関するやり取りがされた約1カ月後、オープンチャットでの著名人のなりすましアカウントおよびアシスタントと名乗るアカウントの発言は、いっさい更新されなくなりました。

投資詐欺被害に遭わないために

オープンチャットに参加してしまうと、その中では著名人のなりすましアカウントを信頼させるための工夫が凝らされているため、そこから自分一人で「おかしいな」と気付いて引き返すのは難しいように思います。

著名人なりすましアカウントによる投資詐欺被害に遭わないようにするために、①LINE誘導用URLをクリックしない(著名人がLINE誘導することはまずありません)。

②すでにオープンチャットに参加している場合は、投資をする前に、検索エンジンやSNSで、「該当する著名人の名前」「詐欺」というワードで検索してみる(同チャット内の情報だけを鵜呑みにしない、ニュースを含め他の媒体の情報も確認する。多くの著名人は、投資勧誘していない旨を表明しています)。

③すでにオープンチャットに参加している場合は、投資をする前に、同チャット内でのやり取りを、信用できる身近な人に相談してみる(客観的立場からのアドバイスをもらうようにする)といったことを心がけるのが大切です。

なお私は投資詐欺被害の相談には応じておりませんので、恐縮ですがその旨ご了承ください。

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