「社員がやりたい仕事をやらせる」
世界的ブームが続く日本のアニメ・エンタメ。3兆円経済圏の頂点に君臨するのが、漫画原作を供給し、IP(知的財産)の創出源となる大手総合出版社だ。
集英社、講談社、小学館は何を考えているのか。本特集では、非上場会社ゆえに謎の多いそのビジネスの奥の院を解剖する。
小学館集英社プロダクションってどんな会社か、と聞かれたら、私は「総合コンテンツプロデュース企業」と答えるようにしている。当社はIP(知的財産)を創出する会社ではなく、小学館や集英社の作品によるIPを基に、商品化や、アニメーション製作、イベントなどへ総合的に展開している。
商品化の監修は、昔とは異なり、今は、原作に忠実で、かつクオリティーの高いものであるかの観点で消費者の目が厳しい。そうした中で著作権者と綿密にコミュニケーションを取りながら、以前よりも工数のそうとうかかる商品作りが求められる。単なるお金儲けを目的とはせず、よい仕事をすることに意識を向け、高度な要求にも応えられるようにした結果、収益が確保できていると考えている。
教育もコンテンツ産業
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