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集英社も参戦「韓国発タテ読み漫画」で日本が逆襲 市場爆発のカギは"鬼滅級"IP展開ができるか

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グローバルで戦国時代が到来も、表現方法、収益化は発展途上。

スマートフォンを操作する若い女性
(写真:USSIE / PIXTA)

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世界的ブームが続く日本のアニメ・エンタメ。3兆円経済圏の頂点に君臨するのが、漫画原作を供給し、IP(知的財産)の創出源となる大手総合出版社だ。
集英社、講談社、小学館は何を考えているのか。本特集では、非上場会社ゆえに謎の多いそのビジネスの奥の院を解剖する。

スマートフォンに最適化された縦読み型のフルカラー漫画「ウェブトゥーン」。約20年前に韓国で誕生した漫画の新ジャンルだが、日本でもアツい視線が注がれ始めている。

これまでの人気作品は韓国で制作されたものなので、「漫画産業でも韓国に追いつかれるのでは」との見立てもあった。が、ここ1年ほどで国産ウェブトゥーンからのヒットも出始めた。

日本でウェブトゥーンの配信アプリとして双璧をなすのが、カカオピッコマの『ピッコマ』とラインデジタル・フロンティア(LDF)の『LINEマンガ』だ。

6月27日(現地時間)には、LDFの親会社に当たる米ウェブトゥーン・エンターテインメントが米ナスダック市場に上場した。

時価総額は29億ドル超

韓国ネイバーの傘下でLINEヤフーも出資する同社は、約150カ国で電子漫画を配信、月間利用者の3割を日本が占める。IPO価格は1株21ドルで、時価総額は29億ドル(日本円で約4680億円)を超えた。

当日、米ニューヨークのタイムズスクエアで開催された上場セレモニーでは、巨大な電光掲示板に人気ウェブトゥーン作品が次々と映し出された。その1つ『先輩はおとこのこ』は、『LINEマンガ』のオリジナル作品だ。7月からアニメも始まった。

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