有料会員限定

ドラゴンボール "原作者死後"利権バトルの行方 版元の集英社だけでなくバンダイナムコも困惑

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

「原作者死後」利権バトルの行方。

『ドラゴンボールDAIMA』の展示
2024年秋にアニメの新シリーズ『ドラゴンボールDAIMA』の展開も決定した(写真:編集部撮影)

特集「集英社、講談社、小学館の野望」の他の記事を読む

世界的ブームが続く日本のアニメ・エンタメ。3兆円経済圏の頂点に君臨するのが、漫画原作を供給し、IP(知的財産)の創出源となる大手総合出版社だ。
集英社、講談社、小学館は何を考えているのか。本特集では、非上場会社ゆえに謎の多いそのビジネスの奥の院を解剖する。

1984年に連載が始まってから40年──。『ドラゴンボール』は今もなお、人々を引きつけるドル箱IP(知的財産)だ。

アプリ調査会社のSensor Towerによると、2015年に配信を始めた『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』など、ドラゴンボールのスマホゲーム2作品は24年2月までに世界総収益が50億ドルを突破。22年公開の映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は世界興行収入が130億円に到達した。サウジアラビアでは、東京ディズニーランドと互角の規模を誇るテーマパーク建設も決まっている。

原作者の鳥山明氏は3月、惜しまれつつ亡くなった。しかし、ドラゴンボールの勢いは衰えるどころか、世界に向けて加速の一途をたどる。

関連記事
トピックボードAD