ソフトバンク元副社長が喝「老害」の無意味な悪癖 若者との仕事では「致命傷」になりかねない

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慣れ親しんだペースが心地よいものですが…(撮影:今井康一)  
歳をとると、全ての動作が緩慢になりがち。
それは自然なことですが、若い働き盛りの人たちと一緒に仕事をする時には注意が必要です。
ソフトバンク元副社長の松本徹三さんの新著仕事が好きで何が悪い!から一部抜粋し、瞬発力が衰えがちな高齢者が「仕事のスピード」に関して意識すべきことを紹介します。

年をとって「決断」まで遅くなっていませんか

歳をとると、全ての動作が緩慢になり、特に一つの体勢から次の体勢に移るのがとても苦痛になります。身体を形成する細胞の老朽化と、それがもたらす瞬発力の喪失が、この主たる原因ですから、これはどうしようもありません。

しかし、それが精神にも影響を与えるようになると、若い働き盛りの人たちと一緒に仕事をする時には、これが致命傷になります。

決断と行動が遅いと、周りの人たちのリズムを崩し、それが続けば、周りの人たちから「あの人、何となくウザいんだよなァ」と忌避される結果を招くでしょう。しかし、これは何も高齢者に限った問題ではありません。

年齢に関係なく、決断と行動の遅い人はどこにでもいます。

そして、日本では、これが組織全体に及んでいることが多く、そのために、諸外国から呆れられ、馬鹿にされることもしばしばなのです。

次ページこの体質を変えない限り、日本の没落は避けられない
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