「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 安西洋之、中林鉄太郎著

「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 安西洋之、中林鉄太郎著

タイトルからその内容を、単なる即席ラーメンの海外進出成功物語だと思うと間違う。これは一つの端的な事例にすぎない。こういった事例を踏まえつつ、日本企業が海外市場を開拓するうえで見落とせない、「異文化対応のチェックポイント」を紹介したものだ。

スマートフォンやソーシャルメディアが国境を軽々と越えて浸透していくのを見ると、企業の海外営業担当なら、それにあやかりたいと願うだろう。だが、そうした成功例はもちろんレアケース。ほとんどが汗と涙の混じったローカリゼーション(現地化)によって、ようやく突破口を開いているのが現実なのだ。

世界は異文化市場の集まりであり、製品文化も異なる。それぞれの国の人がそれをたしなむ理由も違う。メキシコの米国移民土産の「マルちゃん」は、からしが入り国民食になったという。商品企画に役立つ、現地でなぜそれがヒットしたのかがわかる、有用なヒントに満ちている。

日経BP社 1575円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • 360°カメラで巡る東京23区の名建築
  • ブックス・レビュー
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
5G革命<br>勃興する巨大市場をつかめ!

現在の「4G」に続く、新しい移動通信システム「5G」。「超高速」だけではなく「超低遅延」「多数同時接続」が可能になり、私たちの暮らしやビジネスはがらりと変わる。動画配信、ゲーム、自動運転、スマート工場や通信業界の未来像を紹介。