突如閉店「メルシー」店主に聞いた本当の"真相" タモリも愛した早稲田の老舗ラーメン店に一体何が

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店名である「メルシー」という言葉がこんなに悲しく響く手紙があるだろうか。

メルシー
常連客に渡された手紙(筆者撮影)

早稲田は早稲田大学のほか多数の学校が集まる都内屈指の学生街として知られる。この町には、懐に余裕のない学生に向けた「安い」「旨い」「多い」の三拍子がそろった「ワセメシ」と呼ばれる飲食店が多数存在する。

多くの著名人が愛したメルシー

「メルシー」は「ワセメシ」の老舗の代表格。

かつてはこのエリアにも安くて旨い町中華がたくさんあったが、後継者問題で次々に閉店を余儀なくされ、「メルシー」の孤軍奮闘状態が続いていた。

メルシー

7月1日現在、シャッターは降りている(筆者撮影)

「メルシー」は1958年に創業。

現在は二代目の小林一浩さんが営んでいて、お店は一度移転しているものの、60年以上にわたり、早稲田の町に愛されてきた、早稲田生のソウルフード。週末にはOBやOGも数多く集まり、タモリや吉永小百合が通う店としても有名である。

煮干しと醤油ダレがビシッときいたラーメンが看板メニューだが、先代が喫茶店をやっていた名残で、ドライカレーやオムライスなどの喫茶メニューがあるのも特徴である。

メルシー
煮干しと醤油ダレがビシッときいたラーメン(筆者撮影)
メルシー
こちらはオムライス(筆者撮影)
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