差がつく見た目と、実は差がない「目」の話 だからあの人は美人に見える
池田院長の答えは衝撃の内容だった。なんと、人の見た目の印象を大きく左右する黒目の大きさに、実は個人差はない!という。しかも、若い人からお年寄りまで年齢・性別による差もほとんどなく、多くの人の黒目は直径11ミリから12ミリの間だというのだ。そんなバカな……。にわかには信じがたいその情報を確かめるため、番組では実験を実施。5歳から80歳までの男女50人に集まってもらい、黒目の大きさを測定させてもらったが……結果は、50人全員がほぼ同じ、11ミリから12ミリの間だった。
ではどうして、私たちは人によって黒目の大きさが違う印象を持ってしまうのだろうか?
原因は、まぶたを開ける筋肉の強さの違い。つまり、黒目が小さく見える人は、まぶたの筋肉が弱く下がってしまうため、黒目が隠れて小さく見えるのだが、逆に大きく見える人は、まぶたがしっかりと上がり、黒目が隠れていないのだ。さらに、0歳児の赤ちゃんでも黒目の大きさはほぼ変わらないため、大人より顔が小さい分、黒目がとても大きく見え、かわいい印象になるというわけ。
黒目の大きさはみんな同じ……だからこそ、市販のコンタクトレンズをつけるだけで、誰でも黒目が大きくなる。なるほど、言われてみれば当たり前のことだった。
そしてさらに驚きなのが、眼球の大きさ。これも人によって差はほぼなく、赤ちゃんからお年寄りまで同じ大きさだという。
なぜ目だけが生まれたときから同じ大きさなのか?
しかしここでひとつの疑問が。人は成長とともに骨格も筋肉もすべて大きくサイズアップしていく。手も足も顔も、生まれたての赤ちゃんはすべてが小さいのに、なぜ目だけは生まれたときから同じ大きさで、しかも成長していかないのだろうか? 目とそのほかの器官の「差」は何なのだろうか?
「この差」は……いまだナゾだという。う~ん。「差」があるところにはすべて理由がある、ということでさまざまな情報をお届けしている取材班だったが、「理由はわからない」と言われると、何だかそのほうが妙に神秘を感じてしまうのは筆者だけだろうか。
見た目が変わると収入が変わる――。ビジネスマンにとっては聞き捨てならない話だが、格差社会を嘆くその前に、今一度、鏡に映る自分の顔をじっくりと見てほしい。あなたの「目」だけは、金持ちもそうじゃない人も、みな同じ、なのです。
世の中の「差」を知れば世界の見え方がガラリと変わる。TBSテレビ『この差って何ですか?』(司会:加藤浩次/赤江珠緒)次回は7月12日(日)よる7時~2時間SPで放送。▽徹底取材!3個で1パックのプリンと4個で1パックのヨーグルト▽主婦が作るチャーハンとプロが作るチャーハンなどなど、言われてみれば気になる「この差」を徹底解明します
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