池上彰が警告「時代に乗り遅れた」日本企業の末路 2040年世界時価総額トップ50に日本は入れるか
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東京電力と関西電力なども、電力自由化前の規制で、電力供給の地域独占をしていたことによって守られていました。
そういう意味で、実力でちゃんと1989年のランキングに入っていたのは、トヨタ自動車や新日本製鐵(現・日本製鉄)、それに日立製作所、松下電器産業(現・パナソニック)、東芝などの電機メーカーでした。
「ものづくり幻想」から脱却せよ
2040年に、「世界時価総額ランキングトップ50」に日本企業が入れるかというと、まず無理でしょう。
日本企業は高度経済成長期やバブル期など過去の成功体験に縛られ、未来に対応できていません。日本はものづくりに強みがあるのだという「ものづくり幻想」から、いまだ脱却できていないのです。
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