アメリカのテスラが2025年、EV(電気自動車)世界一の座から滑り落ちた。26年に返り咲きの可能性はあるのか。
アメリカ時間の1月2日、テスラが発表した25年通年の自動車販売台数は163万6000台と前年同期比8.6%減少した。前年比マイナスは2年連続だ。一方、中国のEV大手、比亜迪(BYD)が発表した統計によれば、同社の25年のEV販売台数は前年同期比27.8%増の225万7000台に達し、テスラを抜いて世界EV販売の首位に立った。
車種別で見れば、テスラの主力車種「モデルY」は世界販売台数首位の座を3年連続維持したものの、それ以外の車種ではBYDが強みを発揮した。
マスクCEOのトランプ政権入りも響く
テスラの不調にはアメリカ国内の政治要因も絡む。テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は、トランプ大統領の重要な支持者の一人であり、25年には一時は同政権下の政府効率化省(DOGE)の実質トップを務めた。
この際に、財政赤字削減のために推進した政府機関の閉鎖や人員削減などの急進的政策が政府内外から反発を招き、テスラ車も抗議者らのボイコットの対象となった。さらに、ウクライナ情勢やヨーロッパ政治を巡るマスク氏の発言も反発を呼び、「反テスラ」の運動は欧州にも広がっていった。



















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