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苦戦のテスラ、アメリカでもライバルの追随許す。中国向け高級モデルは報復関税で受注停止

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(写真:Rachel Bujalski/The New York Times)

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テスラがアメリカで販売した電気自動車(EV)の台数が第1四半期(1〜3月期)に、EV全体の市場が拡大する中で約9%減少したことが、調査会社の集計で明らかになった。

自動車購入者の間ではテスラ車から離れ、価格が約3万5000ドルからで、1回の充電で300マイル(約480km)以上走行できるゼネラル・モーターズ(GM)のEV「シボレー・エクイノックス」のようなモデルに移行する動きが進んでいると、調査会社のコックス・オートモーティブはリポートの中で指摘した。

「成長市場で販売減」の重み

コックスによると、アメリカにおけるEVの販売台数は1〜3月期に11%増加し、乗用車と小型トラック合わせて約30万に達した。これは、横ばいとなっている自動車市場全体よりもはるかに高い伸びだ。現在、アメリカ国内の新車販売台数の約8%がEVで、2024年比でわずかに増加している。

コックスは、「いろいろな場所で報じられているように多くの障害があるにもかかわらず、アメリカ市場でのEV販売は引き続き健全なペースで伸びている」と報告している。

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