周りから「魅力的」と思われる人が日々している事 好かれたいと思うほど嫌われてしまう禅的理由

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これから深くつきあっていきたい相手なら、なおさら自分をさらけ出してください。自分を盛って人と接していると、いつまでも素の自分が出せず、よそよそしい関係になってしまうでしょう。

ありのままの自分をさらけ出している人は親しみやすく、好感がもてると私は思います。自分が自分らしく生きることが「明歴々露堂々」です。また、それが生きる自信につながります。

あれも、これもと欲張らない

一秒たりとも時間を無駄に使いたくない──。

時間に追われる毎日を過ごす現代人の多くがそう思っているでしょう。とくに、新社会人のZ世代から共働きファミリーは動画を倍速で視聴し、ニュースをまとめサイトで読むなど「タイパ」を重視しています。

「タイパ」とは、タイムパフォーマンスの略語で、「時間対効果」を意味しています。辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2022」の新語大賞に選ばれ、メディアでもよく取り上げられています。

だれしも、1日が30時間、40時間あれば、もっといろいろなことに挑戦できるのにと思っても、それは不可能です。

タイパは今にかぎらず、複数の作業を同時にこなす「マルチタスク」という仕事の進め方が話題になったことがあります。

たとえば、会議に参加しながらメールをチェックする、電話対応しながら資料を作成する、日常生活においては、スマホを観ながら食事をする、テレビを観ながら勉強するなどです。

ビジネスでは、さまざまな作業を停滞させずに進めることができれば効率的であり、複数の関係部署とコミュニケーションをとりやすくなるかもしれません。しかし、それがほんとうの意味で効率的といえるでしょうか。

できる人は“ながら仕事”をしない

私がおつき合いさせていただいているビジネスパーソンの多くは、マルチタスク派ではなく、1つひとつの仕事を集中して進めていくシングルタスク派です。

長いスパンの仕事を平行して進める場合も、午前中はAの仕事、午後はBの仕事に専念し、Aの仕事をやりながらBの仕事を考えるなどということは、一切しません。

実際、仕事をしているその瞬間は1つの仕事しかできません。だから、1つの仕事に集中するのが最も効率がよいのです。

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