60歳で難病「岸博幸さん」残りの人生の"優先順位" 病になって気づいた事、インタビュー前編

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――タバコといえば、岸さんは病気がわかってからもカフェイン、アルコール、ニコチンをやめないと決めたとか。

そう。人生の残り時間が限られた今、楽しむしかないわけで、自分が好きなもの、食べものでも、嗜好品でも、やめる必要がないって思ったんですよ。

岸博幸 経済評論家 余命10年
岸博幸さん(撮影:今井康一)

残り10年……あ、もう9年か、そうしたら飯を食うのだって1日3回×365日×9年しかない。そう考えた場合に、僕はもともとニコチンとカフェインとアルコールで生きてきた人間で、当然それらが好きでもありますから、やめないです。

嗜好品も上限を決めて、楽しむ

『余命10年 多発性骨髄腫になって、やめたこと・始めたこと。』(幻冬社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

一応、主治医の名誉のためにお伝えしておくと、主治医に言われているのは、栄養と水分を摂ることと、睡眠を取ることの3つで、そのほかは制限なし。もちろんタバコはダメって言われていますけれど。

それに、今は上限を超えたら体調が悪くなるのがわかっているので、タバコは病気する前は1日1箱以上吸っていたけど、今は多くて1日7本ぐらい。アルコールもゆっくり飲みながら、ワインならグラス4杯ぐらいです。やっぱり体調は悪くしたくないからね。

 

後編:岸博幸氏「高齢者の社会保険料」一律支援は限界だ
鈴木 理香子 フリーライター

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すずき りかこ / Rikako Suzuki

TVの番組制作会社勤務などを経て、フリーに。現在は、看護師向けの専門雑誌や企業の健康・医療情報サイトなどを中心に、健康・医療・福祉にかかわる記事を執筆。今はホットヨガにはまり中。汗をかいて代謝がよくなったせいか、長年苦しんでいた花粉症が改善した(個人の見解です)。

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