大河や映画話題「安倍晴明」伝説と現実のギャップ 数々の作品、令和の今でもファンが多い背景
今年の大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部が主人公。主役を吉高由里子さんが務めています。今回は大河ドラマや、最新映画『陰陽師0』にも登場する、陰陽師・安倍晴明のエピソードを紹介します。
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山﨑賢人主演「陰陽師0」が公開
陰陽師・安倍晴明という名前は、日本史にあまり興味がない人でも、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
陰陽師や、晴明の名を一段と高めたのが、2001年公開の映画『陰陽師』(主演・野村萬斎さん)だったと記憶しています(映画の原作は、作家・夢枕獏氏の小説『陰陽師』、同時期に稲垣吾郎さん主演でドラマ化もされています)。
そして2024年4月には、山﨑賢人さん主演の映画『陰陽師0』の公開が始まりました。昔から令和の現代まで、ドラマや小説で描かれてきた晴明ですが、はたして、どのような人物だったのでしょうか。
晴明は、延喜21年(921)に生まれたと言われています。藤原道長は康保3年(966)の生まれなので、晴明のほうが45歳も年上ということになります。
晴明は、江戸時代初期の仮名草子(物語)『安倍晴明物語』(以下、『物語』と略記)の主人公としても描かれています。
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