円安でもまだまだ「安い」インドネシアを旅して 食事やフェリーの値段が数百円、安い航空券も

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カルロスから日本でのカツオ漁師時代の話などを聞く。会計は魚1尾とオレンジジュース2杯でしめて850円だった。

旅の終盤はスンバワ島からバリ島へウイングスエアーという航空会社のプロペラ機で渡った。片道で約1万1000円と、成田からのスクートと比べるとかなり割高だ。

バリ島に到着した途端、観光客の多さに圧倒された。2023年にバリ島を訪れた外国人観光客は1000万人を優に上回る。バリ島の人口は約400万人なので、その2.5倍にもおよぶ(なお、2019年に外国人観光客数の第3位だった日本人は、2022年には12位にまで落ち込んでいる)。

オーバーツーリズム対策として、バリ島へ訪問する外国人観光客に対して15万インドネシアルピア(約1500円)の観光税を2024年2月14日から徴収すると発表したものの、実際にほとんどチェックが行われておらず、十分に機能しているとはいいがたい状況だった。

200円のナシゴレンと22万円のリゾートホテル

到着した空港で時間調整のためにスターバックスに入ったら、アイスコーヒーが1杯500円。日本と変わらないというよりも、世界標準の価格である。

やはりバリ島はすべてが高いのかと思いきや、高級リゾートの並ぶヌサドゥア地区でカジュアルな食堂に入ってみたらナシゴレンが200円ほど。ビールの大瓶も350円で結局日本よりもはるかに安く飲食することが可能なのだった。

ナシゴレン
バリ島の高級リゾートが集まるヌサドゥアも、リゾートエリアを少し外れると庶民的な店が並ぶ。この店ではナシゴレンが200円だった(写真:筆者撮影)

旅の最後に、ブルガリ リゾート バリのメインダイニングであるイル・リストランテ ルカ・ファンティンで夕食をとった。

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