円安でもまだまだ「安い」インドネシアを旅して 食事やフェリーの値段が数百円、安い航空券も
船を降りると小腹が空いたので港近くの手近な食堂へ入った。
ご飯に自分の好きな具を選んで載せる、いわゆる「ぶっかけメシ」屋である。お値段は約120円。日本では庶民的な食堂でもその4倍はかかるだろう。
円安の現在でもこれだけ安いのだから、かつてはどれだけ日本との価格差があったのだろうか。
船をチャーターしてリゾートへ行ったが…
もっともすべてのものが安いわけではない。
この日はスンバワ島の離島にあるリゾートに泊まる予定だった。公共のフェリーなどはなく、港に行き、船主と交渉して一隻チャーターするしかない。
金額はチェックイン時とチェックアウト時、船主に2往復してもらう、ということで総額4500円ほど。10人乗っても同じ金額ということだが、こちらは1人なので割高になった。
それなのに島にたどりつくと、リゾートは改装中でやっていなかった。リゾートのオーナーには、メールで宿泊の意向を伝え、返答ももらっていたのだが……。
島で1時間ほどオーナーと交渉したが埒が明かず、結局、同じ船でとんぼ返りすることになった。1往復で済んだから、と船主から2000円を返金してもらった。
物価の安さの一方で、こうしたトラブルに遭遇する可能性が少なくないのがインドネシア。これを許容できるか否かで同国の評価は分かれるところだろう。
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