円安でもまだまだ「安い」インドネシアを旅して 食事やフェリーの値段が数百円、安い航空券も
ロンボク島には現地時間18時25分の到着だった。
出国前にホテルを探そうとグーグルマップで調べたとき、1泊300~400円台のホテルが数多く検索で引っかかった。
サイトの写真などを見ると設備は簡素だが、他人との相部屋ではなく、個室で2人分の宿泊費が300円台。1人なら1泊100円台と考えられない安さだ。
ただし、中にはインターネットの宿泊予約サイトで予約して行くと、何かと問題をでっちあげ、値段をつりあげようとする「詐欺まがい」の宿もあるようなので注意は必要だ。
筆者が今回、ロンボク空港近くで宿泊したのは1室3750円のホテルだったが、空港から無料送迎があったうえ、中庭にはスイミングプールも備わっており、1泊とはいえ快適に過ごすことができた。
配車アプリは日本のタクシーの7分の1
翌朝は、スンバワ島へ渡るべく、バスと配車アプリ「Grab」を使ってロンボク島東端のカヤンガン港を目指す。
Grabで移動した距離は33kmで約1700円だった。なお、日本で同じ距離をタクシーで移動すると、約1万2000円かかるので、7倍も割高だということになる。
ロンボク島からスンバワ島へはフェリーがほぼ毎時運航していた。約20㎞を1時間半かけて運航するこのフェリーは200円。ちなみに日本製だった。1951年に竣工された、第三櫻島丸もこの路線に就航しているらしい。
出港してしばらくすると、船内のスピーカーからアザーンが響き渡った。すると、男たちがいそいそと上層階の奥にやってきた。そこに礼拝のスペースが用意されているのだ。
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