円安でもまだまだ「安い」インドネシアを旅して 食事やフェリーの値段が数百円、安い航空券も
結局スンバワ島の西部にあるビーチリゾート、MYAMO BEACH LODGEに1日早くチェックインすることになった。
この宿のオーナーは、ドバイ在住のオーストラリア人女性。スンバワ島はサーファーに人気が高く、この宿のゲストにもサーファーが多かった。
エメラルドグリーンのビーチを目の前にしたリゾートホテルが1泊1室8500円ほどで、長期滞在の西洋人カップルが多い。宿にはプールもバーもジムもない。
住民のほぼ100%がイスラム教徒という集落に立地していることから、ホテルはアルコールも提供しない。
だが、ジュースを頼めば果実から絞ってくれて350円ほどだし、オールデイダイニングもオーナーのオーストラリア人女性がメニューを厳しくチェックしているそうで、いずれも質は高い。
ナシゴレン(インドネシア風チャーハン)が約750円と街中の食堂の約3倍だったが、それでも日本のホテル内のレストランと比較すると格安だ。
漁民の島の水上レストランの価格は?
MYAMO BEACH LODGEからホテルの送迎車、バイクタクシー、バス、さらにもう一度バイクタクシーを乗り継いで「インドネシアで最も人口密度が高い」といわれているBungin島へ向かった。
海の遊牧民ともよばれるパジャウの人々が住む人口5000人ほどの島で、島民の多くが漁業で生計を立てている。
島の港でバイタクを降りると、いきなり日本語で話しかけてきた青年がいた。カルロスというその青年は2019年から3年間、宮崎県の日南でカツオ漁師をしていたという。
カルロスに養殖場から水揚げされたばかりハコフグなどを見せてもらった後、港の向かいにある水上レストランで一緒に食事をしようと提案した。筏(いかだ)を改造したそのレストランへはモーターボートで向かう。
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