ついに決勝!「THE SECOND」見所を"徹底解説" M-1やキングオブコントファイナリストも参戦

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彼らはデビュー間もなく頭角を現わした。ネタ番組や若手を中心とするコント番組に出演し、2005年には関の見た目を生かしたデブネタでM-1決勝進出を果たしている。

しかし、優勝したブラックマヨネーズの“人間性”を押し出す漫才に面食らい、しばし迷走。2015年に復活したM-1で決勝4位となり、ラストイヤーで深い霧を抜け出した。

今や関の持ち味を軸に、手を変え、品を変え、あらゆるパターンを生み出す職人だ。そんな異常な器用さを見せる彼らが、今大会のトップに駆け上がっていくかもしれない。

松本人志が務めたアンバサダーはなくなる

昨年と同じく、MCは東野幸治。ダウンタウン・松本人志が務めた“アンバサダー”はなくなり、今年はくりぃむしちゅー・有田哲平が“ハイパーゼネラルマネージャー”、博多華丸・大吉が“スペシャルサポーター”として参加する。

これまで賞レースとほぼ無縁だった有田が、どんなふうにファイナリストと絡むのか。その点にも注目しつつ、本番を心待ちにしている。

鈴木 旭 ライター/お笑い研究家

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Akira Suzuki

2001年から東京を拠点にエモーショナル・ハードコア/ポストロックバンドのギターとして3年半活動。脱退後、制作会社で放送作家、個人で芸人コンビとの合同コント制作、トークライブのサポート、ネットラジオの構成・編集などの経験を経てライターに転向。現在、『withnews』『文春オンライン』『現代ビジネス』『FRIDAYデジタル』といったウェブ媒体、『週刊プレイボーイ』(集英社)などの紙媒体で記事執筆中。著書に著名人6名のインタビュー、番組スタッフの声、独自の考察をまとめた『志村けん論』(朝日新聞出版)がある。

 

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