エネルギー論争の盲点 天然ガスと分散化が日本を救う 石井彰著
3・11の東日本大震災による福島第一原発事故をきっかけに、太陽光発電などの再生可能エネルギーの本格導入を求める声が高まっている。一方で、現在の技術ではコストが高く安定性の低い再生可能エネルギーで原発を代替しようとすれば、日本経済が崩壊すると危惧する専門家も少なくない。著者は現実的な選択肢として、天然ガスの積極活用と、エネルギー源の地域分散、多様化を提言する。
ドイツの太陽光発電割合は1%、エネルギー全体から見ると電力消費は2割にすぎないなど、新聞記者を経て石油公団で資源開発に携わったエネルギーアナリストが、エネルギー論争の陥穽(かんせい)を検証し、歴史とデータから問題の本質を説く。
NHK出版新書 777円
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