「歩きスマホ」の習慣がもたらす想像以上の悪影響 人にぶつかるだけでは済まない「深刻な事態」も

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スマホの使い過ぎがもたらす悪影響は、視力の低下だけにとどまらないという(写真:つむぎ/PIXTA)
視力が落ちる、目が疲れる、乾く、かすむ……いずれもスマホの使いすぎによる弊害としてよく知られたものですが、眼科専門医の松岡俊行氏によれば「実はスマホの本当の怖さは別にある」といいます。現代人の生活にとって欠かせない必須アイテム=スマホがもたらす意外な悪影響とは、いったいどんなものなのでしょうか。
*本稿は松岡氏の著書『スマホアイ 眼科専門医が教える目と脳と体を守る方法』から一部抜粋・再構成しています。

歩きスマホで人にぶつかりそうになる理由とは?

駅や街中で「歩きスマホ」をしている人をよく見かけます。みなさんも、よくないとわかっていながら、仕事でどうしても見なければいけないなど、ついやってしまうことがありますよね。

なかには、スマホでメールやニュースを読みながら歩いていると、突然目の前に人が現れてうっかりぶつかりそうになる……そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。

このとき、あなたの目のピントはスマホの小さな画面に合っています。すると周囲が視界に入っていても、実は認識されていないことがあります。単に注意が散漫になるだけでなく、視界に入っても認識できない、つまり周囲が”見えていない”状態になるのです。

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