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ライフ #数字まみれ

「なんでも数値化」がもたらすばかげた競争意識 あらゆるものが測定され比較されるという悪夢

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アルゴリズムがビッグデータを要約して、その結果を人々に提示する。みんなクリックして比較したい気持ちを抑えられないからだ。

自分は334、ニルスは176、近所の人は189、パートナーは544。数字は――社会的知性から魅力、ソーシャルメディア上のランキング、肥満度、抑うつ傾向まで――あらゆるものに当てはまる。

数字を結びつける新しい方法が生まれるにつれて、新しいサービスが作られ、そこでは通貨としての数字の役割がより明確になってくる――よりばかげたものになると言う人もいるだろう。

相性や信頼度も計算できる?

たとえば、2006年に開始されたCreditScoreDating.comというサービスでは、クレジットスコアの相性に基づいて将来の伴侶を見つけることができる。

そのウェブサイトによれば、全男性の57%、全女性の75%が、デート相手を選ぶ際に経済的な安定性に重きを置くので、完璧なパートナーを見つけるためにそれ以上の方法は考えられないというわけだ。類は友を呼ぶとか呼ばないとか……。

ところで、フェイスブックが2015年に、ユーザーのソーシャルネットワークに基づいてそれぞれの信用度を計算する手法の特許をとったことをご存じだろうか。

この手法の土台となるロジックは次のようなものだ――友達の中に支払いを渋る人や支払い能力の低い人が隠れている場合、その人自身の信用格付けも低い可能性が大きい。

だから付き合う相手には、直接に接する場合も、デジタル上で接する場合も、よく気をつけなければいけない。さもなければ、数字に苦しめられることになるだろう

(翻訳:西田美緒子)

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