「プリンを食べるか我慢するか」で人生変わる理由 後悔しない時間の使い方を身につける方法

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「役割の時間」や「投資の時間」ばかりだと、息が詰まることもあります。

人生をもっと幸福で満たしたいという思いもあると思います。

一方、こんな時はプリンをガマンしたほうがいいかもしれません。

「最近、幸福の時間がたくさんとれていて、満足感の高い日々を過ごしている」

4つの時間の配分を考えながら、自分が求める理想の時間のポートフォリオに近づけていく。そのための行動をとる。そうすることで時間の選択力が向上していきます。

50歳の人の残り時間は体感でたったの「15年」?

「人生は自分が思っている以上に短い」

先人たちの多くが、こういう言葉を残しています。

僕は今50代ですが、ここまでの人生、信じられないくらいあっという間でした。1年は、感覚的には6か月くらい。犬の成長が速いことにたとえて「ドッグイヤー」という言葉がありますが、人間の印象による時間感覚「インプレッションイヤー」も相当スピーディーです。

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時間が過ぎていく感覚は、年齢とともにどんどん速くなっていきます。人は初めての経験を強く記憶する性質があるそうです。昔のことをよく覚えているのは、そのためです。

また、慣れやルーティンは体感時間が短くなります。さらにスマホやネットを見ている時間も、体感時間が短くなるともいわれています。

「インプレッションイヤー(印象時間)」をベースに考えると、残りの人生は実際の半分くらい、もしかするともっと短い感覚かもしれません。

たとえば、50歳の人が80歳まで生きると考えると、実時間は30年ですが、インプレッションイヤーはたったの15年です。

ウダウダしている時間はもったいない。やりたいことは、やっぱりやったほうがいいし、ガマンしていることは手放したほうがいい。

スティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。

「時間は限られている。だから、他人の人生を生きることで自分の時間をムダにしてはいけない」(ジョブズはいい言葉をたくさん残してますね)

柿内 尚文 編集者

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かきうち たかふみ / Takafumi Kakiuchi

1968年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。現在、株式会社アスコム取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本の累計発行部数は1000万部以上、10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶ。特に実用書のジャンルで数々のヒットを生み出している。現在は本の編集だけでなく、編集という手法を活用した企業のマーケティングや事業構築、商品開発のサポート、セミナーや講演など多岐にわたり活動。著書に『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』(かんき出版)がある。

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