臨床心理士の中島美鈴さんは、時間に間に合わない人、遅刻が多い人は「本人の自覚が足りない」という目で周囲から見られ、本人も「自分がだらしないから」「ダメ人間だから」と責める傾向にあると言います。
しかし「精神論だけで解決できるほど、時間管理はたやすいものではない」という中島さん。
本記事では、中島さん著『マンガで成功 自分の時間をとりもどす 時間管理大全』から一部を抜粋し、具体的な事例をもとにした時間管理術を見ていきます。
中島さんは、いつも忙しい人や、思い通りに時間を使えていない人は、「開始から完了(実行)までの時間管理」に問題がある、として、この過程を4つのステップに分けて考えようと呼びかけています。
4つのステップとは、
(1)スタート(とりかかり)
(2)プラン(計画立て)
(3)モニタリング(進捗を気にして)
(4)脱線防止(やりぬく)
合言葉は、この4ステップの頭文字をとって「すーぷもだ!」。
自分の仕事がなかなか終わらない、と悩んでいる人は、「すーぷもだ!」をどのように実践すればいいのでしょうか。
1回目:育休中の「時間足りない」問題を解決する管理術
2回目:目標が達成できるホントの「TO DOリスト」作成法
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なかしま みすず / Misuzu Nakashima
1978年福岡生まれ。専門は認知行動療法。2020年九州大学人間環境学府博士後期課程修了。肥前精神医療センター、東京大学大学院総合文化研究科、福岡大学人文学部などの勤務を経て、現在は九州大学大学院人間環境学府にて学術研究協力員。主な著書に『ADHD脳で困ってる私が幸せになる方法』(主婦の友社)、『悩み・不安・怒りを小さくするレッスン「認知行動療法」入門』(光文社)、『ADHDタイプの大人のための時間管理ワークブック』(星和書店)など全34冊がある。朝日新聞デジタルにて認知行動療法コラムを連載中。
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あらい ぴろよ / Piroyo Arai
『ワタシはぜったい虐待しませんからね!(著書)』『今日からしつけをやめてみた(イラスト)』『まんがでわかる子育て・仕事・人間関係ツライときは食事を変えよう(マンガ)』(すべて主婦の友社)、『「ごめんね育児」をやめてみたら、肩の力を抜けるようになりました』(光文社)など、親子の気持ちに寄り添った、子育てのリアルテーマのマンガが大好評。また著書『“隠れビッチ"やってました』は実写映画化され人気に。
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