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負けたら怒る・泣く子に必要な「負けてもいい」 ソーシャルスキルは体験を重ねて身につくもの

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  • 宮里 暁美 お茶の水女子大学特任教授
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怒ったり、悔しがったり、すねてしまったり、子どもがマイナスの気分になったとき、早くそこから抜けさせようとして、言葉で説得しがちです。

「負けたって気にすることないよ」「そんなことで怒っていたら、おかしいよ」「がんばってまたやろう」と言われても、子どもの気持ちはおさまりません。

負けて気分が悪いところに注意までされては、どうしていいか、ますますわからなくなってしまう子もいるでしょう。

(出所:ガストンのソーシャルスキルえほん『かっても まけても いいんだよ』)

大切なのは、子どもの揺れる気持ちに、大人が寄り添ってあげること。

「悔しかったんだね」「がんばったんだね」「ママもそんな気持ちになったことあるよ」などと語りかけ、うまくできなくて、もっとうまくやろうとがんばるけれど、でもやっぱりできない、そんな揺れる気持ちを、そのまま受け取り、認めてあげましょう。

「なんでもがんばってやらなきゃダメなんだね」「がんばってやればうまくいくね」など、大人の意見を押しつけることはおすすめしません。

がんばったからといって、必ずしも上手にできるようになったり、ゲームに勝てるようになるわけではありませんから。

子どもの気持ちに寄り添うために

ソーシャルスキルは体験を重ねて身についていくもの。

絵本の言葉をそのまま読み聞かせても、言い聞かせても、それだけではなかなか身につきません。

勝ったり負けたりの体験を繰り返す子どもを見守り、負けて悔しがる子どもの気持ちに寄り添うきっかけとして、絵本を取り入れていくのがいい方法でしょう。

子どもは、昨日の自分と今日の自分をくらべながら成長します。親は、勝ち負けを超えて今の自分は大丈夫なんだと思える子どもの気持ちを応援し、根気よく見守れるとよいですね。

【写真を見る】負けたら怒る・泣く子に必要な「負けてもいい」 ソーシャルスキルは体験を重ねて身につくもの(4枚)
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