20代の彼が悩む「仕事と勉強の合間」の息抜き方法 生活の中に適度な休みを上手に組み込んでいく

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学生時代を思い出してほしいのですが、誰でも好きな科目と苦手な科目はあったと思います。

それでもカリキュラムに組み込まれているから、仕方ないという気持ちや、留年を避けるという大義名分を掲げて四苦八苦しながら対峙したり、またはGPA(成績平均値)を上げるために少なくとも平均点以上は目指す、などいろいろとあったハズです。

これも同様で、ルーチンに入っているからやる、大きな目的(上記の例でいうとGPAアップ)の達成のために、短期的には苦手科目の勉強などを我慢して行う、といった行為です。

いずれにせよ、ある程度の強制力や大きな目的があるからこそやってこられたことだと思います。

社会人になってからも本質はあまり変わりません。

もちろん学生とは異なり、人生のゴールや日々のカリキュラムなどは自分で設定しなければならない、という点であったり、誰かが偏差値などを通じて社会における自分の立ち位置を教えてくれるわけではない、などいろいろと異なる点はあります。

しかしながら、目的達成や前に進むための方法論としてはさほど変わりません。

息抜きが下手だとか、仕事以外のキャリアアップのための勉強などにはモチベーションが上がらない、など自分自身の弱点が見えているのであれば、後はそれを克服するための方法論で対峙するだけです。

弱みを自覚しているのは素晴らしいこと

自分自身が弱い人間である、弱点がある、と理解していること自体は、非常に素晴らしいことなのです。

なぜならば自分自身の弱みや弱点を理解すると、ヒトとしてどう生きるか、どうやってキャリアアップを図るか、といったことについて、一般論としてではなく、自分にあったやり方や方法が見えてくるからです。

かくいう私自身も『「学歴なんて関係ない」はやっぱり正しい』などの拙著でも紹介していますが、例えば学生の頃は英語だけで1日3時間、などといったルールを自分自身に課したうえでどんどんスキルアップを図っていったものです。

3時間を何かに費やすとすると、1日の残りは24時間マイナス3時間で21時間です。

そうであれば1日21時間という前提で「残った時間をどう活用するか」、というように逆算でどんどん考えることができます。

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