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「仕事の完遂」をつねに「美徳化」する上司の盲点 優秀なリーダーが「仕事を区切る」3つの理由

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途中で生じる新たな選択肢はその分のハンデを背負うことになり、最初の計画と公平な比較をされない。

それに、作業を取り巻く環境は変わるものなので、赤ワークを続行するうちに、しだいに最適な状況から乖離していく。

仕事を区切ることは改善のきっかけになる

区切りをつけなければ社内の人間が犠牲になる。区切りをつける瞬間がなければ、労う機会が生まれない。

続行の問題② 社内の人間が犠牲になる

彼らの時間は常に次の仕事に取り込まれ、彼らの一日は絶えずいつもと同じになる。

仕事に区切りがなかったら、何かを達成した、何かを学んだといった成長の感覚も生まれない。起きたことを話す機会がなければ、成功につながった行動に焦点をあてる機会も生まれない。

そのうち、働く人々から熱意は消え、仕事に対する関心が失われていく。会社を支持する言動も、しだいに消えていくだろう。

続行の問題③ よりよい活動の探索に集中できない

いまの活動から安心して離れられるようにならない限り、過去にとらわれて、よりよい活動の模索に集中できない。

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区切りをつけることは、時計を積極的に支配することなので、実行モード(赤ワーク)から脱して思考モード(青ワーク)に移りやすくなる。

時計を支配すると、仕事の工程を振り返って改善する時間を組織的に設けることが可能になる。加えて、区切りをつけると、それまで行っていた活動から心理的な距離が生まれる。

そうした距離が生まれ、活動を終えたことを労ってからのほうが、改善に向けた取り組みにスムーズに着手できる。

これからは、産業革命期に誕生した「続行」というやり方は忘れ、「区切りをつける」ことを実践してほしい。

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