セカンドキャリアを切り拓く自分の棚卸し方法 ミドルマネジメントには経験知が蓄積されている
実際には、これから紹介していく12の質問に答える形で、あなたの知識・スキル・コンピテンシーを棚卸ししていただきます。
どのような専門分野で、どのような知識を習得したか
まず、あなたの経験してきた仕事を書き出しましょう。
たとえば、「営業の仕事」とひと言で言っても、専門領域も違えば、法人営業(ルートセールス)か、それとも一般のお客様への接客営業なのか、あるいは「押しの強い営業スタイル」なのか、「ソフトで関係構築型の営業スタイル」なのかなど、営業のスタイルやタイプもさまざまです。
このように、たとえ同じ営業という仕事であっても、細かく見ていくと、あなた独自の特徴や、たくさんの隠れた強み等があるものです。
それではまず、あなたが経験してきた業務は、どのような専門分野で、その仕事を通じて、どのような知識を習得してきたか、具体的に確認してみましょう。
次の4つの質問の回答を、「できるだけ詳しく&細かく」書き出してみてください。
質問2 あなたの仕事には、どのような知識が必要でしたか?
質問3 あなたは、仕事をどの地域(エリア)でしてきましたか?
質問4 あなたはその仕事で、どのような人たちと繋がって(会って)きましたか?
【回答例1】自動車営業職(個人向け営業)・田村さんの場合
質問2 → 自動車、自動車部品、エコ・環境関連販売、運転、営業(個人中心)、接客、契約
質問3 → 東京都23区内
質問4 → 個人のお客様、経営者、会社員、主婦等
【回答例2】食品メーカー営業職(法人向け営業)・山田さんの場合
質問2 → 食品、栄養、安全、衛生、営業(法人中心)、商流、スーパーの棚取り、陳列、POP作成、イベント企画、契約
質問3 → 全国
質問4 → 全国のスーパーのバイヤー、店長
【回答例3】自動車製造業・木村さんの場合
質問2 → 自動車、自動車部品・パーツ、製造、メンテナンス、運転、点検、整備
質問3 → 愛知県
質問4 → 自動車部品メーカーの技術者、自動車設備関連工場のオーナー・技術者
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