本質を問う「Why型質問」が苦手な日本人の大問題 当たり前の質問で課題の深層に切り込む
「質問できるのは今のうちだけだぞ」の真意は?
OJTということで一つ思い出す言葉があります。それは、新入社員に対して使われる言葉です。私もよく言われた経験がありますし、逆に言った経験も何度もあるような気がします。
その言葉とは、「質問できるのは今のうちだけだぞ」というものです。読者の皆さんにも心当たりがあるのではないでしょうか。
大体新入社員というのは、仕事のはじめについた先輩から多かれ少なかれこの種の言葉をかけられます。その意図というのは「後になったら恥ずかしくて聞けなくなるから、今のうちにたくさん聞いておきなさい」ということですが、皆さんはこの言葉の本当の意味を考えてみたことがありますか? 「なぜ」質問は今しかできなくて、後ですると恥ずかしいのでしょうか。
私は、日本のビジネスの現場が伝統的に行ってきたのがWhat型の人材育成であることを非常に端的に物語っているのがこの言葉だと思っています。


















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