自民・田村氏「紅麹サプリは製造工程で問題か」 「機能性表示食品制度」についても議論が必要
田村氏:ただ、今回、(サプリに)有効性がなかったっていう話ではなく安全性の問題で、多分製造工程で何か問題があったっていう話だと思う。適正な製造の規範というものをもうちょっと強化しながら、変なものが混入しないような仕組みづくりを全体としてやっていくってことは、機能性表示食品だけじゃなく、健康食品全般でどうやって進めるかというのは大きな課題だと思う。
橋下氏:これは健康食品に限らず、食品全般に通じて言えることなのではないか。その製造工程に関して何か問題がある場合に。だから、機能性表示食品だけの問題じゃなくて、口に入れるものをすべてについて何か問題があったときに、どう広がることを止めるかという仕組みを作らなきゃいけないと思う。
行きすぎた規制緩和の見直し
山井氏:今回このサプリは100万個売れたと言われている。でも今回のこれが機能性表示食品じゃなかったら100万個も売れていないわけだ。ということは国がお墨付きを与えたということ。いざこういう健康被害が起こった時には、国はそのお墨付きを、届け出制とはいえ与えた責任があると思う。
そういう意味では今回これは大きい問題だと思うのは、ある意味で、アベノミクスの光と影。良かった部分、悪かった部分。もしこれが機能性表示食品に由来する健康被害だったとしたら、行きすぎた規制緩和というものを、もう少し安全性の確保をどうするのか、さらに、健康被害の時の速やかな報告・公表義務をどうするのか、そういうことを見直していく必要があると思う。
松山キャスター:山井氏が先ほど言ったが、ガイドラインにあるように症例があったら直ちに報告することを義務化する法改正を行ったらどうかという話については。
田村氏:これはやはり機能性表示食品というのは、言われる通り、国がお墨付きというか、こういう制度があるので、今まではガイドラインだが、これを法律強化するのは必要だと思うが、それだけでいいのかと。他のサプリ全体にそういうものを作らなきゃいけないんじゃないかということも幅広に議論した方がいいと思う。
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