自民・田村氏「紅麹サプリは製造工程で問題か」 「機能性表示食品制度」についても議論が必要

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松山俊行キャスター、梅津弥英子キャスター
(写真:FNNプライムオンライン)

梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):(小林製薬の紅麹サプリメントから「プベルル酸」という毒性が高い成分が検出されていたことに関し)混入の経路について非常に気になるところだが、昨日、小林製薬の大阪の工場への立ち入り検査が行われたが、今後、明らかになってくるか。

田村憲久(自民党・政調会長代行、元厚労相):う~ん、なかなか難しいと思う。こういうものは本来発生しないはずなので。ちゃんと、こういうようなサプリメントを作るときには、製造工程でそれぞれの製造管理だとか、品質管理をしっかりやるということで、適正製造規範 = GMPというのがある。これはサプリメントも健康食品のGMPという認証の仕組みがあって、報道ベースだと、小林製薬も認証をやっているという話なので、本来は製造工程だとか、品質に関しての評価をしてちゃんと適正なものでやってるはずだが、にも関わらずこういう問題が起きているということは、これからどういう形でさらに信頼性を上げていかなきゃいけないか。

これは小林製薬だけじゃなく、サプリメント業界全体、機能性表示食品だけじゃなくて、いろんなもの全て、いろんなサプリ全てどうしていくんだという議論になってくると思う。

厚生労働省が173社の企業名を公表

松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):消費者庁もまさにそうした調査を始めているようだが、この紅麹サプリでたくさんの健康被害、症例が出ているということだが、紅麹の原料が小林製薬からどれぐらいの範囲に及んで行き渡ったのかについて、まず52社に直接この原料を下ろしていて、そこから食品メーカーなど173社に紅麹原料を供給してきたということがわかっているが、新たに帝国データバンクの調査で、小林製薬の紅麹原料を使った関連製品について、二次販売先までを対象に調査したところ、国内で3万3000社に流通の可能性があるということがわかったと。

これをトレースするのはかなり難しいと思うが、全容を把握することは可能と考えるか。

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