2006年に結成の女子アイドルグループ「中野腐女子シスターズ」への加入は、よきゅーんの転機に。
フリーでの活動中にグループ結成のきっかけとなった配信番組『はなわレコード〜中野腐女子シスターズ〜』に出演、番組発のグループを作る企画が持ち上がり「一番しっかりしていそう」との理由から、20代半ばでリーダーに就任した。
活動中にCDデビューを果たし、リリースの条件として、フリーで活動していたよきゅーんも芸能事務所へ所属した。
活動中の当時を振り返ると、元々真面目な性格で、「みなさんの期待に応えなければ!」と一生懸命活動していたため、「恋人にしたいのは他のメンバーだけど、結婚したいのはよきゅーんみたいに言ってくださる方が多かった。メンバーやファンから信頼してもらえて、うれしかった」と振り返る。
卒業時「よきゅーんが悪いわけじゃない」とフォローも
グループの活動がスタートして5年目。30歳となったよきゅーんは「年齢」を理由に、卒業を告げられた。
当時は「メンバーとしての環境が世界のすべて」だったため、卒業宣告へのショックもたしかにあった。しかし、芸能事務所を経営する今は「運営側の気持ち」も理解できる。
グループが伸び悩んでいるのなら「メンバーを変える」のは運営の方法のひとつとしては必然で、「たとえば、個別のCDの売り上げが1番だったら、卒業はなかったかもしれない」と俯瞰する。
当時、現場を共にしてきたスタッフからは「よきゅーんが悪いわけじゃない」とねぎらいも。
ただ、芸能界もビジネスであり、構造を考えるとお金を動かせる者が「全権」を握る。
この世界では「数字が結局は説得力を持っている」と、よきゅーんが悟るきっかけになった。
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