みさこ(34歳、仮名)がお見合いを終えて、「これまでお見合いしてきた中でも、ワースト1、2を争うお相手でした」と、ふとし(37歳、仮名)に交際辞退を出してきた。それがどんなお見合いだったかというと……。
「どのくらい婚活しているんですか?」
「なんで婚活を始めたんですか?」
「何人とお見合いしましたか?」
「今仮交際をしている人は、いますか?」
「交際から真剣交際に進んだ人は、いましたか?」
相手の婚活歴を聞くのは最もタブー
婚活を始めたきっかけから始まり、婚活歴を事細かく聞いてきたという。お見合いの席で、相手の恋愛歴や婚活歴を聞くのは、最もタブーなこととされている。
「もう答えづらい質問ばかりで。どのくらい婚活しているんですか? と聞かれて、正直に年数や期間を答える女性がいるのでしょうか? それに、何人とお見合いしたか、真剣交際に入ったかは、答えたくもない。言えることは、『あなたとは交際に入りません』ということでした」
また、ひとしきり質問が終わると、自分の婚活歴も話し出し、「こんな女性がいた」と、お見合いした女性の悪口を聞かされたという。
さらに、ふとしはこんなことも言った。「あなたのプロフィールの自己PR欄は、あなたのよさが出ていないな。あれじゃあ、相手に伝わらないですよ」。
「お見合い指導官参上! って感じでした(笑)。結婚できていないあなたに指摘されたくない!と心の中で思っちゃいました」
さらにお見合いの席での会話でタブーなのが、ネガティブな発言だ。
お見合いを終えたあい(35歳、仮名)が、「今日の男性は、とにかく発言がネガティブで、話をしていて、こちらも暗い気持ちになりました」と、まさる(37歳、仮名)に交際辞退を出してきた。
「『会社がブラック企業だ』とか、『仕事がキツイから、社内の人間関係もギスギスしている』『上司がしっかりしていない』とか、そんな愚痴ばかりこぼす暇があったら、そんな会社さっさと辞めて、転職したらいいのに」
ネガティブな話をされて、楽しい気持ちになる人はいない。ついネガティブな言葉が出てしまい、「しまった!」と思ったときには、そこから話の着地点をポジティブな方向に変えるとよい。
例えば、「仕事がキツいんです」とネガティブな話をした後に、「その中でも、まあ、体力には自信があるんで、食らいついてますよ」と言って会話を終えると、話の印象が変わる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら