三菱商事キーマンが語る今後のローソンとの関係 「非上場化でローソンとの距離はむしろ近づく」
Pontaを活用してお客さんの体験を拡充
――今回、KDDIとの共同経営に至った経緯を聞かせてください。
実は2000年にローソンに出資したときも、通信との連携を当時から社内で議論していた。ローソンはコンビニ事業に加え、エンタメや海外事業なども展開している。ローソンにはもっともっとポテンシャルがある。それを引き出すにはパートナーが必要だった。
KDDIが2019年にローソンへ2.1%を出資して以来、三菱商事とKDDIは足かけ5年ほどローソンの価値向上策を話しあってきた。その中で、KDDIに「ローソンにコミットしよう」と思ってもらえた。
――ローソンにはNTTドコモも出資しています。なぜKDDIだったのでしょうか。
ローソンの最大の会員基盤は(三菱商事子会社が運営しKDDIも参画する)「Ponta」だ。これを活用してローソンのお客さんの体験を拡充していくことを考えたときに、KDDIがいちばん(パートナーとして)考えやすい。


















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