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ライフ #日本野球の今そこにある危機

「大谷翔平も使う計測機」を扱う開発者たちの正体 ミズノが実現した「野球データの民主化」

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どんどん、収納するアイテムが増えているのだ。

「でも大容量にしてしまうと、バッグの下のほうに入ったものが取り出しにくくなる。そこで、下のほうにアクセス(取り出し口)をつけました」

バックパックの重さを軽減する特許

しかし、いくら屈強な野球選手でも、これだけいろいろなものを背負うと、バックパックは相当な重さになると思うが。

バッグの「スプリットストラップ」(写真:筆者撮影)

篠原氏は、待ってましたとばかりに言った。

「実は会社で特許をとったのですが、バッグのショルダーベルトの真ん中にスリットを入れました。『スプリットストラップ』というこのスリットを入れたことで負荷が分散され、背負ったときにあまり重さを感じなくなるんですよ。10トントラックのタイヤが4つではなくて横に2個ずつ8個ついているのと同じような原理です。このスリットが入っていれば、ミズノだと思ってください」

今の高校野球のバックパックは、学校名のほかに一人ひとりの選手名も刺繍されている。

「野球のバッグの選手名が入る部分は、1つのパーツになっていて、学校でバッグを購入すると、名前を入れる部分だけを取り外して、刺繍に回します」

プロ野球の場合、さらに細かな意見をもらう。

「プロの選手からの意見で一番驚いたのは、帽子ですね。バッグに帽子も入れるんですが、帽子の型が崩れないようにしてほしいと」

今のプロ野球には、つばが真っ平らなキャップを被る選手がかなりいるが、そういう選手はつばが曲がったり、型が崩れるのを嫌がるのだ。

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