「子供の成績が下がる」家庭に共通しているNG要素 親の機嫌がいい家庭ほど、成績は伸びやすい

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もしかしたらみなさんの中には、「親は親として、毅然と振る舞ったほうがいいんじゃないか」「親が子供をしっかりと導けるように、子供に舐められないような態度のほうが理想的なのではないか」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはないと思います。

核家族化が進んで、家族の構成員の数が減っている現代であるからこそ、親子仲がいいか悪いかは、その子の学力に直結することがあります。

その理由について、私の仮説をお話しすると、「精神的にオープンな状態の子のほうが成績は伸びやすいので、親御さんの機嫌がいいと、その精神状態に引っ張られて、オープンで素直に人の話を聞けるようになるのではないか」と考えています。

心がオープンな子ほど、成績は伸びやすい

以前の記事(東大合格する生徒「わかる」と簡単に言わない理由)でもご紹介しましたが、「わからないことを素直にわからない」と言ってくれる生徒のほうが、成績が伸びやすいことがあります。

それはつまり、精神的にオープンで、他人からの指摘をしっかりと受け入れられる「精神的な余裕」が必要だということにほかなりません。

ですから、心をオープンにしてくれている状態であれば、勉強の成績は上がりやすく、心を閉ざしてしまっている状態では子供の成績は上がりにくいのです。親子仲がよく、家庭環境に余裕がある家庭のほうが、うまくいく場合が多いわけですね。

また、もう1つ仮説として考えられるのは、コミュニケーションです。親の機嫌が悪いと、子供とのコミュニケーションが減ってしまいます。

東大合格を目指す漫画『ドラゴン桜』ではこんなシーンがあります。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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