3人の息子が「スタンフォード」アグネス流教育 教育を学校に任せるな、"出る杭"になる勇気を
「無理にみんなと同じになることはない」と、私はいつも息子たちに言ってきました。そして、「変わっているね」と言われる子がいると、「あの子いいね。とってもスペシャルだね」と積極的に褒めるようにしてきました。
このようにして、子どもが「個性」を出しやすい雰囲気を作っていくのです。
私は子どもに、簡単に人に合わせるような人間になってほしくないし、人に好かれるために自分の意見を曲げて妥協するような人間にもなってほしくなかったのです。だから、「長いものに巻かれる人間になるより、たとえ打たれることがあったとしても出る杭になったほうがましだ」と教えてきました。
アメリカ留学時に役立った「個性」
これは彼らがアメリカに留学するようになってから、大変に役に立ちました。
アメリカは個の意見を大事にする国です。人の意見に合意するときも、反対するときも、自分の見解を話せない人は信頼されません。みんなに合わせるだけでは、「何も考えていない、無能な人」と見られがちです。
おかげさまで、息子たちは自分の自由な考えを、照れずに人に言える人間に育ったと思います。それが一番できるのは長男。彼は常に独創的な発想を持っていて、進んで意見を言います。
次男は、話がくだらないと思ったときは無口ですが、関心のある話題になると、相手を納得させるまで話す話術を持っています。三男は、笑顔でわかりやすく説明できるのが最大の武器。プレゼンテーションの上手さは小学校時代から評判でした。
三人はそれぞれ態度は違うけれど、みんなと違った意見を持ったり、人と異なる振る舞いをしたりするのを恐れることはありません。
みんなと違っていることは、むしろ恵みであり、最大の武器でもあるのです。
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