「悠々自適?」家計調査に見るシニアの暮らしぶり 肉・魚・野菜をしっかり食べ、酒も飲み、教養にも投資
家での生活にこだわりを感じるシニア
自宅での暮らしぶりをいろんな面からチェックしてみよう。
光熱・水道費:シニアは17万3868円で平成世代12万1423円の1.4倍。シニアは家に滞在している時間が多いのだろう。
家具・家事用品:シニアは7万8609円。平成世代5万4805円の1.4倍。家具へのこだわりだろうか。
被服・履物:こちらは好対照。シニアの4万5600円に対し、平成世代は8万1504円も消費している。ファッションへの関心度は若い世代が上回っている。とくに女性の34歳以下は9万5264円と飛びぬけて多い。
教養・娯楽:シニアは20万5835円で、平成世代27万8977円の74%の水準。ただし新聞購読費はシニアが2万5305円と平成世代の503円を圧倒している。放送受信料もシニアは2万5898円で平成世代4885円の5倍以上。新聞・テレビはシニアなくして存在が危うい状況になってきている。一方、入場・観覧・ゲーム代となると平成世代5万8119円の独壇場。シニアは2万0546円で大きく引き離されている。
保健医療:ここはシニアが手厚い。年間10万0658円で、平成世代6万1406円の1.6倍を使っている。医薬品も2万2603円で平成世代7885円の3倍近い水準だ。たばこは平成世代が1万1544円、35-59歳がもっとも多く3万3921円、シニアは1万1462円。平成世代とシニアは同水準だ。
理美容サービス:平成世代が6万8880円で、シニア2万9687円の2倍以上。ファッション、おしゃれは若者か。
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